結婚式披露宴で会場を盛り上げる演出には
新郎新婦側で準備が必要なものや
結婚式場側で全て準備してくれるもの等の様々な演出があります。
披露宴の演出ではムービー演出やケーキ入刀、その他余興などの定番演出がありますが
ゲストとより近い距離で行われる演出にテーブルラウンドという演出があります。
テーブルラウンドとは、新郎新婦が各ゲストのテーブルまで赴いて、様々な催しを行う演出です。
その中でも昔から人気なテーブルラウンド演出は「キャンドルサービス」です。
実はキャンドルサービスを行うカップルは、今やかなりの少数派なんだよ。
ゼクシィトレンド調査2018では、キャンドルサービスの演出を利用したカップルは全体の13.4%とされています。
ここ数年でどんどん割合が減っており、今後も減少傾向にあると思われます。
よりゲストと距離を縮められるような「ゲスト参加型」のテーブルラウンドが求められるようになったからです。
この記事では、キャンドルサービスに代わる様なオススメのテーブルラウンド演出を紹介していきます。
Contents
キャンドルサービスをする意味とは?
そもそもなぜキャンドルサービスを結婚式で行うのでしょうか?
キャンドルの灯りには天使が宿り、人々へ幸福を与えてくれるという言い伝えがあります。
テーブルラウンドでキャンドルサービスを行うようになったのも
ゲストの方々へ「幸せをおすそ分けする」という意味が込められています。
そのため、昔から結婚式においてキャンドルサービスはとても人気な演出として組み込まれてきました。
キャンドルサービスは披露宴で必要なのか?行わない理由とは?
先ほども説明したとおり、キャンドルサービスを披露宴演出に組み込んでいるカップルは全体の13.4%となっています。
つまりこれは、10組のカップルのうち1組しかキャンドルサービスを行っていないということになります。
キャンドルサービスを行うカップルが減っている理由としては次のようなものが挙げられます。
- キャンドルサービスに代わるキレイなテーブルラウンド演出が増えてきた。
- キャンドルサービスより安いテーブルラウンドがたくさんある。
- ゲスト参加型のテーブルラウンドが重視されるようになった。
今では、テーブルラウンドの演出の種類は非常に多くなっています。
結婚式場によって可能なテーブルラウンド演出は大きく違うので
しっかりと式場側に確認しておくべきポイントです。
「キャンドルサービスをやらなければいけない」というしきたりや慣習にとらわれずに結婚式を考えている人が多くなりました。
キャンドルサービスに代わる人気のテーブルラウンド演出5選!
テーブルラウンド演出の中でも、今特に人気の高い演出を5つ厳選してご紹介します。
①サプライズにも使える「バルーンスパーク」
少し前から人気が高まっている演出が「バルーンスパーク」です。
各ゲストテーブルの中心にあらかじめ風船が設置されており
それをテーブルラウンドの際に新郎新婦が割って回るという演出です。
ひとつの大きな風船の中に小さな風船がいくつも入っているので、
その小さな風船は持ち帰ってもらうこともできます。
バルーンスパークは次のようなメリットがあります。
- 会場装飾が同時にこなせる。
- その後のミニゲームにつなげやすい。
①バルーンスパークは会場装飾が同時にこなせる
バルーンスパークはテーブルラウンドのための演出アイテムでありながら
披露宴開始時点からずっと会場装飾を同時にこなすことができます。
会場装花と組み合わせることでボリュームを作り出すこともできますし
会場をひときわポップに彩ることもできます。
②バルーンスパークはその後のミニゲームにつなげやすい
テーブルラウンドで風船を割っていくと、中からカラフルな風船がいくつも出てきます。
この中から出てくる風船を利用して、その後のミニゲームにつなげることができます。
風船の数は各テーブルのゲストの数に合わせておき、ゲスト1人に1個ずつ持っておいてもらいます。
そうすることで
「新婦がお色直しで戻ってきた際に、カラードレスの色と同じ色の風船を持っていた人には景品が当たる」
というようなゲストにも喜んでもらえるような催しもできます。
②こちらからゲストにお酌ができる「ビールサーブ」
こちらも最近人気のでてきたテーブルラウンドです。
ビールサーバーを背負った新郎新婦が、各テーブルのゲストに直接ビールをついで回るというものです。
披露宴ではゲストが高砂まできて新郎新婦にお酌をするということが一般的ですが
その逆にゲストテーブルまで新郎新婦が赴いて、ゲストにお酌をするというプログラムは披露宴の進行上ありません。
それができるというのがビールサーブの醍醐味です。
日ごろお世話になっている職場の上司や、遠方から来た親族などへの感謝を伝えることもできるので
そのようなことからもビールサーブは少しずつ人気が高まってきた演出です。
③光る水が綺麗な「ルミファンタジア」
不思議な水が光を放ち、会場を鮮やかに幻想的に彩ることができる演出が「ルミファンタジア」です。
新郎と新婦でそれぞれ一つずつ液体を持ち
それを一つの容器に入れて混ぜ合わせることで、化学反応により液体が綺麗に発光します。
式場によっては「アクアファンタジア」「アクアイリュージョン」ともいいます。
液体を入れる容器もハート形のものがあったり
シャンパンタワーのようなものもあったりしますし
液体の光の色も、レッド、オレンジ、ブルー、イエロー、ホワイト等々・・・たくさんの種類が用意されています。
特に女性の方や、小さな子どもがいる披露宴では特に人気の演出です。
④今人気急上昇の「果実酒作り」
今人気急上昇中のユニークな演出が「果実酒作り」です。
新郎新婦が大きなボトルを持ってテーブルラウンドを行い
各ゲストテーブルに用意された砂糖やフルーツをゲストが好きなように入れていきます。
最後にたくさんのフルーツが入った大きなボトルに
新郎新婦がお酒を注ぐことで一つの果実酒を作り上げます。
式場によって果実酒作りの流れは異なることもありますが、多くはこの流れになります。
数年後にできあがった果実酒を披露宴に来てくれたゲストに振る舞ったり
自分達で当日を思い返しながら飲んでみたりと
結婚式が終わった後も楽しみが残る演出です。
⑤人気No.1テーブルラウンド演出「フォトラウンド」!
ゲスト参加型として一番人気なテーブルラウンドは「フォトラウンド」です。
ゼクシィトレンド調査2018では、テーブルラウンドを行ったカップルは全体の69%にもなります。
ゲストのテーブルに新郎新婦が出向いて、一緒に記念撮影をするというシンプルなテーブルラウンドです。
なぜこの演出が一番人気なのかというと、テーブルラウンドの中でもとにかく費用が安いからです。
もちろんゲストとも距離が近くなりますし
キャンドルサービスを行うよりもフランクにゲストに話しかけやすくなります。
フォトラウンドをゲストにより楽しんでもらうようにするには
フォトプロップスを用意すると良いでしょう。
フォトプロップスとは、写真撮影のアイテムのことで↓このようなものです。
また、現在ではこのようなSNS・紙面風顔だしパネルも大人気となっています!↓
■ウエディング用顔出しパネル↓
新郎新婦側で準備してあげるとゲスト側にも喜んでもらえるかと思います。
一方フォトラウンドには大きな欠点があります。
それは他のテーブルラウンド演出に比べて時間がかかることです。
各テーブルごとに何枚も写真を撮ることになりますし
ゲストに話しかけられやすい分余計に時間を費やしてしまいます。
時間が押してしまうと披露宴全体のプログラムにも影響がでるので
フォトラウンドを取り入れるときはしっかりと時間配分とプログラムへの組み込み方を考えておきましょう。
それでもキャンドルサービスにこだわりたいなら?
以上のように、この記事ではキャンドルサービスに代わるおすすめのテーブルラウンド演出をご紹介しました。
普通にキャンドルサービスを行うよりも、よりゲストにも楽しんでもらえる演出があります。
それは「キャンドルリレー」です。
新郎新婦とゲストをつなぐキャンドルリレー
キャンドルリレーはゲストからゲストへとキャンドルの灯りをつないでいくテーブルラウンドです。
全てのゲストのキャンドルに灯がともれば、会場全体が幻想的な空間に包まれます。
通常通りにキャンドルサービスを行うよりも、ゲスト全員を参加させることができるのがこの演出の大きなメリットです。
しかしゲストが多い結婚式になると、少し費用が高くなる可能性がありますので注意が必要です。