この記事では、結婚式のプロフィールムービーを作るためのかなり具体的な手順を
1つ1つスピーディーに解説していきます。
テーマをシンプルにすれば、動画編集初心者の方でもたった1日で完成させる事が出来るのがプロフィールムービーです。
式場に依頼すれば10万円は軽くするので、費用を抑えるためにもぜひ自作にチャレンジしてみてください。
今回、プロフィールムービーの作り方解説は初心者でも使いやすい編集ソフト、Filmoraを使っていますが
作成の流れはどの編集ソフトを使用しても、基本的な所は共通しています。
他ソフトを使用しているという人でも必ず参考になるかと思います。
Filmoraを使っている人は、お試し版のままムービーを完成させないように気をつけてください。お試し版のままだと、完成したムービーに「Filmora」の大きなロゴが入った状態で保存されます。
★こちらがたった一日でプロフィールムービーを完成させるための作り方「ムービー冒頭と新郎生い立ち編」です。↓
★こちらがたった一日でプロフィールムービーを完成させるための作り方「ムービー終盤と新婦生い立ち編」です。↓
★こうして完成したプロフィールムービーはこちらになります。↓
■今回使用した動画編集ソフト:Filmora 公式サイト
ところどころのテキストの誤字や作りの荒いところはそのまま残していますが、大まかな流れや作成手順の参考にしていただければと思います。
この動画は1時間30分ほどで強引に完成させましたが、これだけでも形としては結婚式場で流せる程度の作りにはなっているかと思います。
これで10万円近く節約できると考えれば、かなりうれしいとは思いませんか?
※以下は動画内での補足解説記事となります。
Contents
プロフィールムービー自作STEP①画像や動画を用意する
まずはFilmoraに画像や動画を落とし込んでいきましょう。
今回はプロフィールムービーという事なので、必要な画像は新郎新婦合わせて25~50枚程度の枚数になります。
プロフィールムービーにはどのような写真が必要なのか、次のようになります。
- 赤ちゃんの頃の写真(2~3枚程度)
- 幼少期の写真(2~3枚程度)
- 小学校・中学校・高校の写真(4~7枚程度)
- 大学・専門学校の写真(2~3枚程度)
- 社会人になってからの写真(2~3枚程度)
- 新郎新婦が出会ったころの写真(2~3枚程度)
- 新郎新婦の最近の写真(4~6枚程度)
※新郎新婦合わせた写真枚数です。曲の尺は4分30秒~5分30秒程度でこのくらいの分量が丁度良いです。
プロフィールムービー自作STEP②楽曲を入れる
音楽を入れていきましょう。プロフィールは曲選びがかなり重要です。
音楽の尺の長さによって写真枚数は変わってくるため、写真素材集めと同時並行で音楽は決めておきましょう。
著名アーティストの楽曲を使用すると「使用申請」うんぬんの手続きが面倒なので、フリー音源を使用します。
今回は「DOVA SYNDROME」というフリー音源サイトからBGMをお借りしました。
私がよく利用しているフリーBGMのサイトはこちらの記事で紹介しています。↓
https://beginner-movie.com/wedding/weddingmovie-freemusicsite
基本的にこのBGMに沿ってそれぞれのオブジェクトを配置していく事になります。
ムービー冒頭部分には「真っ黒で無音の画面」を作る
これはプロフィールムービーに限った事ではありません。
オープニングムービーでも余興ムービーでも、ムービーの冒頭部分には真っ黒で何も映っていない画面を3~5秒程度作りましょう。
これは実際にムービーを上映する時にムービーが突然始まってしまう事を回避するためです。
音楽のオブジェクトは、あらかじめムービーの開始3~5秒程度後ろから始まるように配置しておきましょう。
プロフィールムービー自作STEP③オブジェクトの位置や長さを調節する
先ほど入れた音楽オブジェクトに合わせて、画像や動画のオブジェクトを配置していきましょう。
画像をしっかりと確認出来る時間は大体8秒前後と言われています。
このくらいの長さを目安に画像オブジェクトを配置していきましょう。
- イントロ・・・最近の2人の写真
- 曲の1番Aメロ・・・新郎の幼少期の写真
- 曲の1番Bメロ・・・新郎の学生時代の写真
- 曲の1番サビ・・・新郎の大学・専門学校時代までの写真
- 曲の2番Aメロ・・・新婦の幼少期の写真
- 曲の2番Bメロ・・・新婦の学生時代の写真
- 曲の2番サビ・・・新婦の大学・専門学校時代までの写真
- Cメロ、間奏・・・2人が出会ったころの写真
- 大サビ・・・2人の最近の写真、前撮り写真
- アウトロ・・・適当、昔の写真でも前撮り写真でもOK
この流れで作ればバランスの良い構成になります。
もちろん、この例に当てはまらない曲もたくさんあると思うので、その時は柔軟に写真配分と曲のペースを考えましょう。
プロフィールムービー自作STEP④テキストを入力する
続いてテキストを入力していきます。
テキストを入力する上での注意点はこちらの記事↓を参考にしてください。
プロフィールムービーのテキストは基本的に字幕テキストのみでOKです。
大体8秒前後で確認できるくらいの文字量である、35文字前後を目安にテキストを考えて入力していきましょう。
①タイトルと日付
「20××.11.22 JUST MARRIED!」
「Welcome To Our Wedding Reception!」
②新郎新婦の最近の写真から導入する
「TARO & HANAKO We’ll show you our histories」
③新郎の生い立ち
「20××年 ○○家の長男として生まれる」
「小さいころは甘えん坊で いつもお兄ちゃんの後ろをついて歩いていました」
「よくおばあちゃんに○○へ連れて行ってもらっていました」
「学生時代は問題ばかり起こしてよく先生に怒られてました」
「部活は○○をがんばって 何とかレギュラーとして活躍できました」
「大学を出て株式会社○○へ就職」等
④新婦の生い立ち
新郎の例文と同じ。
⑤新郎新婦が出会ったストーリー
「大学のテニスサークルで知り合い 先輩と後輩の間柄でした」
「バイト先の○○で知り合う。第一印象はお互いよく思っていませんでした」
「○○をきっかけに交際スタート」
「遠距離交際を経て○○年○月にプロポーズ」
「○月○日に入籍しました」
⑥ゲストへのメッセージで締める
「これからも私たちを宜しくお願い致します」
「本日はお越しいただき誠にありがとうございます」
このような流れでテキストの構成を考えてみましょう。
プロフィールムービー作成STEP⑤トランジションを入れる
場面転換の為のエフェクトであるトランジションを入れていきましょう。
トランジションはムービー全体のおよそ7割程度のつなぎ目に使うくらいの気持ちでいましょう。
トランジションを入れる事で、画像転換のブツ切り具合をなくし、ムービーの流れをスムーズに見やすくすることができます。
私がプロフィールムービーで多用するトランジションは「フェード」です。
動きが激しいトランジションは逆にムービーを見づらくしてしまいます。
テンポがゆったりとした曲であれば、動きが滑らかなトランジションにしましょう。↓
「フェード」は、おそらくどの編集ソフトにも入っている定番のトランジションだと思います。
プロフィールムービー作成STEP⑥フィルターで更に見栄えを良くする
ムービー全体にフィルター・オーバーレイをかけていきましょう。
Filmoraのフィルターはどれもオシャレなものばかりで、数が多いから悩んでしまいます。
私のオススメのフィルターのかけ方は次のようになります。
- 思い出の古い写真はノイズ系・セピア系のフィルター・オーバーレイ
- カップルの写真はパーティクル系(光がふわふわ飛んでいるようなエフェクト)のフィルター・オーバーレイ
- 強調したい部分に白黒のモノクロフィルター
大体この3つで十分です。
例えば↓この写真。
このままでも十分素敵な写真ですが、フィルターを一つかけるだけでこのようになります。↓
一気にインスタントカメラ風の写真に早変わりしました。
この工程、たったワンクリックです。
昔のアルバムなどを出すときには、古っぽさを表現できるようなフィルターを選んであげると、より印象的なムービーに仕上がります。
1日でプロフィールムービーを自作する荒技まとめ
あらためて、一日でプロフィールムービーを完成させるための流れを再度確認しておきましょう。
- 画像や動画を用意する
- 楽曲を入れる
- オブジェクトの長さや位置を調節する
- テキストを入力する
- トランジションを入れる
- フィルターでさらに見栄えを良くする
以上のようになります。
プロフィールムービーは業者に依頼すると10万円近くすることもあります。
数時間とは言わずとも、数日あれば初心者の方でもムービーを作ることができるので
ぜひ頑張ってプロフィールムービーの自作にチャレンジしてみましょう。
今回使用した動画編集ソフトはフィモーラです。
初心者の人でも使いやすく、センスの高いテキスト演出やフィルター演出が豊富に備わっています。
ぜひプロフィールムービー自作の参考にしてみてください、