いよいよ婚姻届を出したいんだけど、手続きの仕方がよくわからないんです・・・
でもね、超然めんどくさがりの私でも「え?これで終わり?」って思うくらい超絶簡単だったんで
2分下さい!2分で必要なもの全てと、提出の流れがわかります!
婚姻届の提出に必要なものは以下の5つになります。↓
- 婚姻届
- 戸籍謄本、もしくは戸籍抄本(場合によっては不要)
- 新郎新婦2人の旧姓印鑑(シャチハタ・ゴム印は不可)
- 身分証明になるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)
- 証人2人(互いの親・兄弟等)の署名と捺印
そしてこれらの準備と手続きは↓以下のような流れが一番スムーズです。
STEP.1 戸籍謄本を入手する(場合によっては不要)
STEP.2 婚姻届の入手・記入をする
STEP.3 証人に婚姻届へ署名してもらう
STEP.4 役所へ提出しに行く
この流れに従って婚姻届の手続きを行ってみましょう。
本記事では、婚姻届の提出手続きについて解説していきます。
また、厳密には「婚姻届を役所へ提出する行為」を「入籍」とはいいませんが
ここでは便宜上
「入籍」=「結婚」=「婚姻」を同様の意味とした上で解説させていただきます。
Contents
STEP.1 戸籍謄本、戸籍抄本の入手
まず始めに取り掛かるべきステップは「戸籍謄本・戸籍抄本の入手」です。
これが必要か必要でないかは、人によって変わってきます。
- 戸籍謄本(こせきとうほん)とは、戸籍に登録されている家族全員の身分証明書のようなものです。家族全員分の氏名や出生、家族構成が明記されている書類になります。
- 戸籍抄本(こせきしょうほん)とは、戸籍に登録されている者のうち、該当者のみの身分を証明する書類です。
婚姻届の提出には
戸籍謄本が必要であったり、戸籍抄本でOKであったりと
市区町村によって違いがありますので
あらかじめ婚姻届を提出する役所のホームページ等で確認しておきましょう。
だから戸籍謄本が必要であれば、とにかく先回しにして済ませておいた方が良いよ
戸籍謄本が必要なパターン
戸籍謄本は婚姻届を出す全てのカップルが必要になってくるわけではありません。
婚姻届を出す役所が、本籍地と違う場合にのみ必要になります。
婚姻届を提出する役所が、カップル2人ともの本籍地と同じ市区町村であれば戸籍謄本は必要ありません。その場合はこのステップを飛ばして大丈夫です。
婚姻届を出す役所に対して、カップルのうちどちらか1人が本籍地が違う場合は
その1人分だけ戸籍謄本が必要です。
もちろん、2人とも本籍地が違う場合は、2人分の戸籍謄本が必要になります。
例えば↓この場合
婚姻届を出す役所:東京都
彼の本籍地:大阪府
彼女の本籍地:東京都
この場合は彼の分の戸籍謄本が必要です。
厳密には市区町村で区切られるので、同じ都道府県でも市が違えば戸籍謄本が必要になってきます。
自分の本籍地が分からないという人は自分の家族に聞くことや、
最寄りの役所で住民票を発行することで本籍地を調べられます。
住民票を役所で発行して(有料)、
「本籍地と筆頭者を記載の有無」の欄で「本籍地も記載する」に印を入れておけば
住民票の取得と同時に本籍地を調べることができます。
戸籍謄本の入手方法などについては↓こちらの記事で詳しく解説しています。
STEP.2 婚姻届の入手・記入方法
次に婚姻届の入手・記入を行っていきます。
婚姻届は役所で入手する事ができます。
婚姻届の詳しい記入方法に関しては、↓こちらの記事で解説しています。
婚姻届を記入する際に気をつけるポイント
婚姻届を記入する際には
- シャチハタ(ゴム印)は使用しない。
- 婚姻届の予備を持っておく。
この2点に気をつけてください。
シヤチハタはインクの陰影に差ができやすいので
婚姻届をはじめ役所を通す書類には基本的に使用できません。
そして婚姻届の予備を複数枚持っておく事を絶対におすすめします。
これは自分たちの記入ミスの為に用意する事はもちろん、
後々保証人として記入してもらう人がミスをする可能性もあります。
何があるかわからないので、保険として持っておく事にこしたことはありません。
STEP.3 証人に婚姻届へ署名してもらう
婚姻届への記入・捺印が終わったら、証人の署名をもらいましょう。
婚姻届に必要な証人とは「20歳以上(成人)の2名」という決まりぐらいであり
自分の親や兄弟はもちろんのこと、友人や会社の上司、付き合いの浅い知人でもOKです。
一般的に多いのは新郎の父・新婦の父の2人に署名してもらうという事ですが、
新郎側の家を立てて、新郎の両親に署名してもらうというカップルもいます。
カップルお互いの実家が遠方にあり、家族に署名してもらうのが難しいというときは
身近な知り合いや、職場の同僚・上司にお願いして署名してもらう事ができます。
署名を新郎の両親、新婦の両親にお願いした際には注意が必要です。父も母も同じ姓になるので、印鑑が同じ姓になります。
この場合は同じ姓の印鑑でも、形が違う別の印鑑で捺印してもらうようにしましょう。
STEP.4 役所へ婚姻届を提出しに行く
婚姻届の提出当日に必要なもの
- 婚姻届
- 戸籍謄本(カップルのどちらかの本籍地と違う役所に届け出る場合)
- 身分証明書
- 2人の旧姓印鑑(主に記載ミスの訂正用)
記述に漏れや誤りが無いか再度確認しましょう。
もし記載にミスがあった場合は訂正印が必要になるので
印鑑をあらかじめ持っていけばその場で修正する事もできます。
特に気をつけてほしいのが、身分証明書です。
身分証明書は運転免許証やパスポートなどの「顔写真が載っているもの」にしましょう。
健康保険証などの顔写真が載っていない身分証明書は、2つ以上の証明書提示を求められる可能性があります。
婚姻届の提出の日にちはいつが縁起が良いのか?
日本で吉日とされるものには以下のような日があります。
- 天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- 寅の日(とらのひ)
- 巳の日(みのひ)
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
日本で最高峰の吉日とされている日です。
年に5・6日しかないので、婚姻届提出のタイミングと合わない事が多いかもしれません。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
何事を始めるにも縁起が良いとされている日です。
逆に、人からものを借りたり貸しをつくったりする日には最悪の日と言われています。
寅の日(とらのひ)
金運が上がるとされている日です。
巳の日(みのひ)
金運が上がるとされている日です。
これらの縁起の良い日は
婚姻届を出す日以外にも、結婚式や結納、引っ越しなどでもおすすめの日にちになります。
縁起の良い日を一目で確認できるサイトがありますので、
↑こちらの方から探してみるのも良いでしょう。
婚姻届の提出の日にちは「記念日」や「語呂合わせ」のカップルも多い
今では、縁起のいい日を気にしないカップルも増えてきました。
入籍日や結婚式の日取りに「仏滅」を全く気にせずに選んだりする人もいます。
仏滅は終日「凶」とされる日で、祝い事には向いていない日とされています。
しかし縁起の良い日をわざわざ気にすることもなく、
語呂合わせで覚えやすい日や、2人の記念日に婚姻届を提出するカップルが最近ではかなり多くなっているのです。
人気の語呂合わせの日は次のような日があります。
- 2月2日(夫婦の日)
- 3月9日(サンキュー)
- 4月22日(よい夫婦の日)
- 11月22日(いい夫婦の日)
語呂を合わせずとも
ゾロ目の1月11日や2月22日、11月11日といった日も覚えやすくて人気のある日です。
近い日にちで覚えやすい日が11月2日の「いい麩(ふ)の日」。もちろんいい麩の日なんてのは存在しないし、私が適当に言い出したんだけどね。
あとは2人が付き合い始めた記念日やどちらかの誕生日などなど・・・
入籍日の決め方はカップルによって様々です。
婚姻届を出したい日が土日・祝日だった場合
全国のほとんどの役所には専用の窓口がついており、
祝日でも夜間でも婚姻届を受け取ってくれます。(一部、「出張所」では夜間窓口等がない可能性があります)
あくまで受け取りだけなので「婚姻届の正式な受理」はそのタイミングではありませんが
「婚姻届を提出した日が入籍日」という形になるのでそこは安心してください。
しかし、ここで一番気をつけていただきたいのが婚姻届の不備です。
婚姻届に不備があると受理をされません。
つまり、提出した日が入籍日と認められなくなってしまいます。
これが土日祝日に提出する際の非常にリスキーなところです。
役所の営業時間外に提出する時は、不備が無いか必ず何度もチェックしましょう。
婚姻届は誰が提出してもOK!
ほとんどのカップルは2人そろって提出する事が多いのですが、
婚姻届は、そのカップルのうち少なくともどちらかが提出しなければいけないという決まりはありません。
赤の他人であろうとも、代理の人に提出をお願いしても大丈夫なのです。
しかし、代理の人が提出する際はその場で婚姻届の不備を訂正できないので
事前にミスが無いかはしっかりチェックしておきましょう。
入籍手続き・婚姻届の提出まとめ
この記事では婚姻届の提出にあたっての手順や必要書類について解説しました。
STEP.1 戸籍謄本、戸籍抄本の入手
STEP.2 婚姻届の入手・記入
STEP.3 証人に婚姻届へ署名してもらう
STEP.4 役所へ提出しに行く
人生で最初で最後の手続きになります!
しっかりと準備をした上で納得のいく日にちに提出できるように頑張って下さい!