10年以上動画編集を続けてきた私が、初心者の方にオススメしているソフトの1つにFilmora(フィモーラ)というソフトがあります。
このソフトは動画編集初心者の人からも絶大な人気を誇っており、Youtuberを始め、結婚式を迎えた人の間でもFilmoraユーザーはどんどん増えています。
人気の理由はいくつか挙げられますが、大きく以下の3つだと私は思っています。
- 編集画面が見やすく操作がとにかく簡単
- オシャレなエフェクトがとにかく多い
- コストパフォーマンスがかなり良い(1年ライセンス6,980円)
この記事では、編集ソフト選びに困っている人に向けてFilmoraの機能と使い方について解説していきます。
こちらでは動画で解説していますので参考にしてください。↓
Filmoraを購入する際に絶対に気をつけるべきポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
Filmoraを最も安く公式サイトで購入する方法はこちらの記事でも解説しています。↓
Contents
- 1 Filmora(フィモーラ)の操作画面について
- 2 Filmora(フィモーラ)の使い方①メディアライブラリに画像データを入れる
- 3 Filmora(フィモーラ)の使い方②クリップの編集
- 4 Filmora(フィモーラ)の使い方③メディアライブラリのオリジナル素材を使う
- 5 Filmora(フィモーラ)の使い方④フリー音楽素材を使用する
- 6 Filmora(フィモーラ)の使い方⑤テキストエフェクトの追加
- 7 Filmora(フィモーラ)の使い方⑥トランジション機能の使い方
- 8 Filmora(フィモーラ)の使い方⑦フィルター機能の使い方
- 9 Filmora(フィモーラ)の使い方⑧オーバーレイの使い方
- 10 Filmora(フィモーラ)の使い方⑧エレメントの使い方
- 11 Filmora(フィモーラ)の使い方⑨分割表示・マルチ画面機能
- 12 Filmora(フィモーラ)の使い方⑩クロップとズームの機能
- 13 Filmora(フィモーラ)の使い方⑪モーション機能を使用する
- 14 Filmora(フィモーラ)の使い方⑫パワーツールでモザイクをつくる
- 15 Filmora(フィモーラ)の使い方⑬動画データ出力とDVDへ書き込む方法
- 16 Filmora(フィモーラ)の使い方⑭画面を録画するスクリーンキャプチャー機能
- 17 Filmoraの使い方と機能についてまとめ
Filmora(フィモーラ)の操作画面について
Filmoraを実際に使ってみるとわかるのですが、初めて動画編集ソフトを触る人でも使い方がなんとなくわかるくらいに簡単な操作画面となっています。
- 左上:メディアライブラリ・・・画像やエフェクトを一覧として見れる所
- 左中:メニューバー・・・エフェクト類の様々な演出を選択する箇所
- 左下:タイムライン・・・色んなオブジェクトをここで選択したり動かしたりできる
- 右上:プレビューウィンドウ・・・編集画面が見れる。
有料動画編集ソフトとしてはオーソドックスな編集画面ですが、要所要所のエフェクトに名前がしっかり明記してあり一目でわかりやすいので使いやすさはトップレベルだと思います。
Filmora(フィモーラ)の使い方①メディアライブラリに画像データを入れる
メディアライブラリは画像や動画データ、音声データなどを一覧として見れる場所です。
エフェクト他様々な機能もここに一覧として表示されます。
動画編集で使用したい画像や動画を直接ドラッグ&ドロップして入れ込むこともできますし、使用したいデータをフォルダーにまとめて、そのフォルダーごと入れ込むこともできます。
メディアライブラリに追加した画像データにカーソルを合わせるとの「+」のマークが表示され、「プロジェクトに追加」という表記が出ます。↓
その状態でクリックするとタイムライン上にデータが入ります。↓
直接タイムライン上にドラッグ&ドロップすることでも画像データを入れることができます。
Filmora(フィモーラ)の使い方②クリップの編集
メディアライブラリから入れ込んだクリップ(画像オブジェクト)は、そのままだと編集しづらいです。
タイムライン上部の部分をクリックした状態で左右にカーソルを動かすことで、タイムラインの拡大縮小ができます。
特に、音楽と画像のタイミングを合わせる編集をしたいという時には、タイムラインを拡大した方が編集がしやすくなるよ。
タイムライン上でクリップをダブルクリックすると、色調やモーションの細かい設定ができます。↓
クリップを右クリックすると、「写真のレイアウト」という項目が出てきます。↓
そこで「フィットサイズにクロップ」を押すと、画像が編集画面の横比率に合わせた形で拡大します。
こうする事で、編集した動画に映りこんでしまう黒い帯のような部分をなくすことができます。↓
「フィットサイズにクロップ」で消える。↓
Filmora(フィモーラ)の使い方③メディアライブラリのオリジナル素材を使う
メディアライブラリの項目でサンプル色をクリックすると、背景でも使える素材が出てきます。
この中でも良く使うのは真っ黒の「Black」という素材です。
結婚式のムービーを作っている人であれば、タイムライン上で一番左端(ムービーの冒頭)にこの真っ黒の画面を配置する必要があります。
フィモーラはメイントラック(画像や動画データを入れる部分)のクリップが全て左詰めに配置される仕様になっています。
そのため、ムービーの合間合間に何も映らない画面を作るには、真っ黒のクリップを画像としてタイムラインに配置してあげる必要があります。
メディアライブラリにはサンプルビデオの項目でカウントダウンの素材が使えます。↓
これはムービーの冒頭でも使えますし、オープニングムービーであれば一番最後にカウントダウンを入れることで新郎新婦の入場の演出を作り出すことができます。
9種類ものカウントダウン素材が始めから搭載されているので、好みのものがあれば使ってみましょう。
Filmora(フィモーラ)の使い方④フリー音楽素材を使用する
Filmoraには音楽素材が数多く初期搭載されています。
完全フリー素材になるので、気に入ったものがあったら自由に使ってOKです。
また音楽素材だけでなく、爆発音や電子音などの効果音の素材も搭載されています。↓
結婚式のムービーで使い道があるかどうかはわかりませんが、コミカルでポップなムービーにしたいという人は使ってみてもいいかもしれません。
タイムライン上に入れ込んだ音楽素材は、再生速度や音量などを細かく調整できます。↓
もちろん、Filmoraに搭載されている音楽だけではなく、自分で用意した好きな音楽を入れ込んで使用する事もできます。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑤テキストエフェクトの追加
Filmoraには100を超える数のテキストエフェクトが搭載されています。
テキストの中には単純に文字だけのものであったり、何かしらエフェクトがかかっていたり、アニメーションがついていたり、背景までセットになったものがあったりと、バリエーションがめちゃくちゃ豊富に揃っています。↓
テキスト自体の編集も可能で、縁取りや文字サイズの大きさ、カラーも変更する事ができます。
また、プレビューウインドウ上でテキストの配置を自由に変えることもできます。↓
また、エンドロールムービーで使えるスタッフロールを作ることもできます。↓
詳しくはこちらの記事でも解説していますので参考までに。↓
Filmora(フィモーラ)の使い方⑥トランジション機能の使い方
トランジションとは、画像と画像の間のつなぎ目をスムーズにするための場面転換用のエフェクトです。↓
Filmoraには100を超える数のトランジションが搭載されています。
「トランジション」で好きなものを選んで、画像と画像の間に配置します。すると、プレビュー画面上でエフェクトが反映されます。↓
ウエディングムービーで使用するのは、なるべく控えめでおとなしいトランジションをメインにした方が良いです。
例えば、ゆったりとした曲調のプロフィールムービーでは、このくらいのフェード系のトランジションでよいかと思います。↓
曲調が変わる所やテンポに勢いがある時などは、緩急をつけて激しめのトランジションを入れるのもいいかもしれません。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑦フィルター機能の使い方
フィルター機能は画像や動画の色調を変える機能です。
カメラで撮ったそのままの素材では味気ないものでも、フィルター機能を追加するだけでグッとオシャレになります。
この機能があるので、わざわざ画像一つ一つに画質調整をする必要はないかもしれません。
特に私が好きなフィルターはこちらの、色鉛筆で描いたように加工してくれるフィルターです。↓
フィルター機能に頼り過ぎる余り画像が白飛びして、見えにくくならないように気をつけましょう。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑧オーバーレイの使い方
オーバーレイは少しフィルターと似ている部分もありますが、大きな違いとしてはオーバーレイは別のエフェクトを「被せる・重ねる」ようなものです。
例えばこのような8ミリフィルムのようなエフェクトを入れ込む事ができます。↓
また、このようなノイズ系のオーバーレイもあります。↓
昔のアルバムや古い写真では、このようにあえてざらつかせることで、レトロな雰囲気を作り出すことができます。
特にきれいなのは「パーティクル」系統の光がゆらめくようなオーバーレイです。
ぜひ色々と試してみて、気に入った物を使ってみましょう。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑧エレメントの使い方
エレメントとは、背景と合成して使える動画素材の事です。
Filmoraは結婚式ウエディング向けの素材が多数揃っています。↓
多用し過ぎてもしつこくなってしまうので、適度に使用するくらいで留めておきましょう。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑨分割表示・マルチ画面機能
プロフィールムービーなどで使いたい写真がたくさんあるという人にオススメなのが分割表示・マルチ画面機能です。
この機能があれば、1つの画面でいくつも写真を表示する事ができる、マルチ画面を作ることができます。↓
好きなマルチ画面を選択して写真をドラッグ&ドロップするだけでOKです。
また、画像の枠線の色を変えることもできます。
フィルターエフェクトもそのまま適用できるので、かなり演出の幅は広がります。↓
Filmora(フィモーラ)の使い方⑩クロップとズームの機能
クロップとは画像の使いたい部分を切り取りする機能です。
タイムライン上のクリップを右クリックして、「クロップとズーム」をクリックします。↓
すると、画像をクロップするための画面が出てきます。↓
プレビュー画面上で、使いたい部分にウインドウを合わせることで、クロップができるようになっています。
ズーム&パンに切り替えると、「開始」と「終了」のウインドウが出てきます。↓
それぞれの位置を設定すると、開始の位置から終了の位置まで画像が動くようなモーションを加えることができます。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑪モーション機能を使用する
クリップにモーションを加える機能について解説します。
モーションを加えるとムービー全体の機能が跳ね上がるので、積極的に使用しましょう。
タイムライン上のクリップをダブルクリックした後、クリップ編集画面の「モーション」という項目をクリックします。↓
すると、このようにたくさんのモ-ション機能が出てきます。↓
激し過ぎるモーションを多用するのは目が疲れてしまうので、フェードとパン(単純な横移動)が組み合わさったモーションが良いかと思います。↓
少しモーションが入ってるだけで、気持ち良くムービーを見ることができるようになります。
Filmora(フィモーラ)の使い方⑫パワーツールでモザイクをつくる
Filmoraで一部分にモザイクを入れる方法を紹介します。
クリップをタイムライン上で右クリック→「パワーツール」をクリック。
すると、「モザイク」という項目が出てくるので「モザイクを適用」をクリックすると、モザイクが出てきます。↓
あとは大きさや位置を調整してOKをクリックすれば、モザイクが反映されます。
ちなみに、画像の顔を自動認識してモザイクやステッカーを張り付ける事ができる便利な機能もあります。↓
Filmora(フィモーラ)の使い方⑬動画データ出力とDVDへ書き込む方法
メニューバーの一番右端に「作成」の項目があるのでそちらをクリック。↓
すると、各出力方法が表示されます。↓
- 動画・音声データとして出力する
- デバイス別に出力
- YouTubeへアップロードする
- Vimeoへアップロードする
- DVDへ書き込む
①動画・音声データとして出力する
このメニューでは、WMV、MP4やAVI等の様々な形式の動画データを出力することができます。
また、MP3の音楽形式やGIFアニメーションを出力することもできます。
「詳細設定」をクリックすると、動画品質や細かいフォーマットの設定画面が表示されます。↓
細かい設定については↓こちらの記事で解説しています。
https://beginner-movie.com/wedding/filmora-dvd
②デバイス別に出力する
スマートフォンのiPhoneやアンドロイド、PS4などのゲーム機デバイスにも対応した形式で出力することができます。
③YouTubeへアップロードする
作成した動画をそのままYouTubeへアップロードすることができます。
YouTubeへの投稿を考えている人や、YouTuberにはかなり便利な機能となっています。
④Vimeoへアップロードする
動画投稿サイトVimeoに直接動画をアップロードすることができます。
Vimeoは、日本でこそYouTubeほどの知名度はありませんが、クリエイティブな動画を作っている人たちにとって代表的な動画投稿サイトです。
⑤DVDへ書き込む
出力した動画をそのままオーサリングをかけて、DVD-Video形式で書き込みまで行ってくれます。
結婚式用にムービーを作りたい人は、必ずこの項目からDVDへ書き込みを行いましょう。
動画データを直接DVDに書き込んでも、結婚式場のプロジェクターでは流せません。
詳しい設定については↓こちらの記事で解説しています。
https://beginner-movie.com/wedding/filmora-dvd
Filmora(フィモーラ)の使い方⑭画面を録画するスクリーンキャプチャー機能
Filmoraはパソコンの画面を録画する機能、スクリーンキャプチャーが使えます。
メディアライブラリ上部にある「録画」から「コンピュータースクリーンを編集」をクリック。↓
すると、このような画面が出てきますので「REC」のボタンを押すと5秒のカウントダウンから録画が始まります。↓
このようにパソコン画面を簡単に録画でき、そのまま動画データとしてFilmora上で編集が可能です。↓
この機能はゲーム実況動画を投稿したい人や、パソコン上での解説動画を作成したい人にとってかなり役立つ機能です。
Filmoraの使い方と機能についてまとめ
Filmoraは動画編集初心者でも簡単にオシャレなムービーを作るのに特化したソフトです。
プロのクリエイターが作るようながっつり応用が効くような機能はありませんが、それでもプロ並みのクオリティを出すには十分すぎるほどの機能を備えています。
私も用途に応じて様々な動画編集ソフトを使いますが、使いやすさでいえばFilmoraは間違いなくトップレベルです。
よく「初心者にはどのソフトがお勧めですか?」と聞かれることありますが、指折りでオススメするソフトがFilmoraです。
- 結婚式のムービーを作りたい人
- YouTubeに動画を投稿したい人
- ゲーム実況動画を作りたい人
様々なシチュエーションに対応できるマルチなソフトです。
動画編集に自信がないという人は検討してみるのも良いかもしれません。
Filmoraを最も安く公式サイトで購入する方法はこちらの記事でも解説しています。↓