これから結婚式を挙げるという新郎新婦・カップルの中には、結婚式のムービーを式場に頼むのか、結婚式場以外の業者に依頼するのか、はたまた自分で作るのか、このようなことで悩んでいるカップルがたくさんいます。
かといっても自分で作る技術もないし・・・
- 結婚式まで3ヵ月程度は時間がある
- DVDドライブが搭載されたパソコンも持っている
以上の2つに当てはまる人はとりあえずムービー自作をオススメします。
ムービー作成は一度始めてしまえば、そこまで難しくないはずです。
もちろん、身近にウエディングムービーを作ってくれるという友人や知り合いがいればそちらにお願いするのもOKだと思います。
また、今は結婚式場以外の業者に依頼するのであれば、格安でムービーを作ってくれる会社もたくさんあります。↓
ただ、ムービーを自作することほどメリットばかりの選択はありません。
そして一生に一度の結婚式は、自分でムービーを作ったという思い出も凄く大切にして欲しいところ。
この記事ではムービーを自作する際の大きなメリットについて解説します。
動画でもわかりやすく解説しています。↓
結婚式ムービーの具体的な自作ステップについてはこちらの記事を参考にしてください。↓
先輩カップルは本当にウエディングムービーを自作しているのか?
結婚式を挙げるとなると、ムービー以外にも準備に時間を割かないといけないことが山ほどあるかと思います。
時間がなく余裕がない中だと「みんなムービー作成は業者に任せているんじゃ・・・?」と思う方もいらっしゃるかも知れません。
では、世の中のカップルはムービー制作をどうしているのか。
結婚トレンド調査では以下のような調査結果が出ています。
【挙式、披露宴・披露パーティでの映像を使った余興や演出の実施状況(数値は%、全体/複数回答)】
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
上記の結果は複数のムービー上映をカウントしているので合計が100%を超えてしまっていますが、これによると実に6割以上のウエディングムービーが新郎新婦により自作されていることがわかります。
対して4割近くのムービーが会場側の業者に作ってもらっています。
ムービーを複数上映したのも全部含まれているってこと。
ウエディングムービーは大きく分けて
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- エンドロールムービー
- サプライズムービー(メッセージムービー)
- 余興ムービー
この5つがあります。
調査結果を見る限りだと、ただ単に業者に完全に任せている人が4割いるというわけではなく
「オープニングムービーとプロフィールムービーは自分で作った。
だけど、エンドロールムービーだけは式場に任せた」
というような、ムービーの「一部を自作」をするカップルが多いということを表しています。
もし、全部のムービーを自作するというのはちょっと手が回らなくて大変という方は、このムービーの「一部自作」だけでもやってみることをお勧めします。
ウエディングムービーの自作を勧める8つの理由
結婚トレンド調査では、「ウエディングムービーを誰に依頼するか」という調査で次のような結果が出ています。
【挙式、披露宴・披露パーティでの映像を使った余興や演出の実施状況(数値は%、全体/複数回答)】
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2015調べ
ウエディングムービーを「自分で作った」という人が2009年調査時点では 42.2%でした。
しかしそれが2015年調査時点では 62.3%という、驚異的な伸びを見せています。
一方、「会場の専属または提携事業者」の数値は2009年調査時点で「ムービーを自分で作った」割合と同じ 42.2%。
しかし、2015年になると39.5%と、右肩下がりとなってます。
「外部業者」も右肩下がりですが、対して「友人・知人・親族」は少しずつ数値が上がってます。
つまり、ここ数年ではウエディングムービーをプロの業者に依頼するのではなく、
「自分たち、もしくは友人などに依頼してムービーを作る人が急激に増えている」ということがわかります。
なぜこのような結果が出ているのか、私がムービー自作を勧めるその理由と交えてご説明します。
①ウェディングムービーの予算がガッツリ抑えられる
まず、真っ先に浮かぶメリットがこれです。
とにかく自作は安く済みます。
やはり挙式を迎えるにあたって新郎新婦がずっと頭を悩ませる問題が、「挙式費用をいかにうまく抑えるか」ということだと思います。
インターネットの普及により、挙式費用を安く済ませる方法を入念に調べているカップルが増えていますが、単純に挙式費用は削れるだけ削れば良いというものではありません。
ゲストの方々に失礼のない、満足いただける範囲内で費用を削らなければいけません。
ウエディングドレスや料理、招待状にテーブルの花など、挙式費用を削れるポイントを挙げればゴロゴロでてきますが、ゲストに失礼のない所で真っ先に削れる部分と言えば、まずムービー制作だと私は考えています。
ウエディングムービーの制作にかかる大体の費用相場は次のようになります。
依頼先 | 費用相場 |
式場の業者 | 100.000円~150.000円 |
式場以外の業者 | 30.000円~50.000円 |
友人・知人 | 10.000円~(場合による) |
自作 | 100円~ |
式場側が用意した業者がやっぱり一番、費用相場が高くなります。
次いで式場以外の業者となりますが、これは出来上がりのクオリティによって値段がピンからキリまであります。
友人・知人の費用相場というのは、主に謝礼金のことです。
作ってもらったムービーの量や、作成ソフトの金額にもよりますが、最低10.000円くらいは包むのが無難です。
その方への気持ちなので明確に決まった金額はありません。
そしてもちろん、最も安くなるのは自作の場合です。
並程度(DVDが焼ける程度)の性能のパソコンをはじめから持ってさえいれば、
一番安く抑えるとDVD代だけの100円くらいで済ませることができます。
②プロフィールでもオープニングでもムービー構成をとにかく自由につくれる
自分のビデオを作るとなれば、ドキュメンタリー風なものを作れたり、映画予告風のムービーも作れたりとほぼ限りなく自由です。
式場側の提携先、もしくは外部の業者に依頼するとムービー構成がかなり限られてきます。
業者で選べるのは「テンプレートに当てはめる」か「高級オーダーメイド」かの2種類です。
テンプレートとは、決まった型の中に写真を当てはめるだけで、流れやデザインはあらかじめ用意されているムービーになります。
テンプレートで製作する場合は比較的安価にムービー制作を依頼できます。
一方オーダーメイドは、構成やデザインを業者に自由に依頼できるものです。
こちらは10万円以上かかってくるものがほとんどです。
なるべく費用を抑えて安価に作ろうとすると、
テンプレート型のムービーになるので、
形はほとんど業者に決められてしまいます。
もしそのテンプレートの中に気に行ったものがあれば良いのですが、しっかりとオリジナリティを出したいのであれば自作が一番お勧めです。
③ムービーに使用する写真枚数と時間に制限がない
これが意外と重要なポイントです。
業者への依頼となると、写真枚数ごとに金額が変わってきます。
さらにテンプレート型のムービーになると、そのムービーの尺の長さも限られたものになります。
「この写真も使いたい」
「この写真はもうちょっとゆっくり見せたい」
このような希望に沿うように作るのは自作ならではのメリットです。
業者に頼んで、あれもこれも写真をたくさん使おうとすると、結局当初より値段がかなり高くなってしまうことがあります。
こうなっては本末転倒です。
「いっぱい使いたい写真がある!」
という人は自分で作るのが一番です。使いたい放題です。
④ムービーを何度でも作り直しができる
これも重要なポイントです(どれも重要なんですが)。
業者に依頼した場合、2・3回までなら手直し無料という所が多いです。
しかし、一定回数以上の手直しになると、追加料金が発生するところがほとんどです。
この追加料金が結構痛いところで、「あまり気に入らないけど、面倒だしお金が発生するなら手直しはやめておこう」と泣き寝入りしてしまうという人も実際にいます。
一方、
自作の場合であれば、気に入らないところを何度でも何度でも気軽に手直しができます。
しかし、出来上がりのクオリティにこだわり過ぎないように気をつけましょう。
挙式の1週間から10日程度前までにはDVDを式場に納品させる必要があります。
⑤ムービー制作会社とのやり取りが減らせる
私が個人的に一番億劫に感じたポイントです。
業者に依頼しても、それなりに時間と手間がかかります。
特にムービーに対しての期待が強ければ強いほど「ああしてほしい」「こうしてほしい」と要望がどんどん出てきます。
しかし業者とのやり取りが面倒に感じたり、少し言い出しづらかったりと、人によってはこの部分を一番面倒に感じる人もいます。
これが友人や知人に依頼しているとなると、より言い出しづらいという人もいるようです。
一生に一度のウエディングムービーです。
後悔しないように「ああしたい」「こうしたい」と、できることであればガンガン要望は出していきたいところです。
しかしこういったやり取りが億劫に感じるのであれば、やはり自作が一番です。
ムービーをストレスフリーに作ることは
すばらしいムービーの完成につながります。
↓この記事で解説しているので、気になる人は目を通して見るといいよ。
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⑥ウェディングムービー制作自体はさほど難しくない
勘違いしている人が多いのがこれです。
ムービーの自作は難しくありません。
インターネットで調べれば、自分で動画を作るための様々な方法が調べられます。
ここ数年では作り方をわかりやすく紹介しているサイトも急激に増えました。
パソコンをもっていて少しいじれればOK。
ネット上からソフトをインストールできる程度の知識だけで大丈夫です。
1万円以下のムービーソフトでも、5万円以上する業者クオリティを簡単に作れます。
初心者が1ヵ月程度で出来てしまうほど簡単です。
それこそ用意されたテンプレートに当てはめるだけで素晴らしいクオリティのムービーができるソフトもあります。
ムービーができてしまえば、「こんなに簡単に作れるものなのか」と10万円かけて業者に頼むのが馬鹿らしく感じることでしょう。
無料のフリーソフトでも初心者が簡単にムービーを作れるソフトがあります。
その場合はエフェクトなどにも限界があるのでクオリティは少し低めのものにはなります。
もちろんフリーソフトでもプロ並みのクオリティとオリジナリティを出せるソフト(AviUtl等)もありますが、これに関しては少し知識と時間が必要です。
もし時間とやる気がある方はチャレンジしてみてください。
しかし、
全くのムービー初心者で、時間もあまりない。
そしてクオリティも重視したいという人であれば、素直に有料ソフトを購入しましょう。
それでも1万円もかからないので、業者に頼むよりかなり安く済ませることができます。
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⑦ビデオ制作業者のような高いクオリティは必要ない。
オープニングムービー
プロフィールムービー
エンドロールムービー
この3つの全てに共通していることは「新郎新婦が中座・退席している際に流されるものである」ということです。
つまり、新郎新婦がいないときに流されるということで、新郎新婦が見るのが目的ではありません。
ウエディングムービーという演出は、
新郎新婦のご両親を含めたゲストの方々に楽しんでいただくというのが本来の目的です。
新郎新婦の自己満足のためだけに作るものではありません。
もちろん新郎新婦の理想のムービーというのはあるかもしれませんが、クオリティにこだわり過ぎないように気をつけてください。
ゲストの方々は新郎新婦の方々が思っている以上に、
ムービーのクオリティを気にしていません。
クオリティを意識しすぎて高価なムービー制作を依頼するくらいなら、料理や引出物などのゲストの方々へのおもてなしに還元してください。
ゲストが見たいムービーというのは
「おもしろい」
「楽しい」
「心温まる」
このように感じるムービーです。
そしてこれらを満たすムービーに必要なものは、単純に多彩なエフェクトを使ったクオリティの高さではなく、素材と見せ方です。
面白い写真があればそれだけで面白い。
ほっこりする写真があればそれだけで良い気分になれる。
そしてそれを盛り上げる字幕の上手な使い方。
必要なのはこれだけです。
過剰な演出、クオリティは必要ありません。
手作り感のあるムービーの方が親しみやすく、ゲストにとって印象に残るムービーとなります。
そして
一番ウエディングムービーを楽しみにしているのは新郎新婦のご両親です。
ご両親はもちろんムービーのクオリティを気にしていません。
クオリティを意識し過ぎないことを覚えておいてください。
⑧「自分が作ったウェディングムービー」と「思い出」という財産が残る
忙しいからといって業者に丸投げして出来上がったムービーには、おそらくそこまで愛着は湧きません。
しかし新郎新婦が苦労して作ったムービーであればあるほど、かけがえの無い財産になります。
結婚式を終えた後、形として残るものにはいったい何があるでしょうか?
自分たちで作り上げて手元に残るものって実はかなり少ないんです。
確かに一理あるのですが、こういった意見は「結婚式当日」のみが思い出に残ると思い込んでしまっている節があります。
結婚式の準備期間もしっかりと思い出に残ります。ムービーを二人で作り上げた過程が、後々笑い話にもなったりするものです。
思い出を形として残すためにもウエディングムービーの自作をぜひおすすめします。
ウエディングムービーの自作はメリットばかり
この記事では、ウエディングムービーを自分で作ることをお勧めする理由を詳しく述べてきました。
- 予算が抑えられる
- ムービー構成をとにかく自由に作れる
- 写真枚数と時間に制限がない
- 何度でも作り直しができる
- 人とのやり取りが減らせる
- ムービー制作は難しくない
- 業者のような高いクオリティは全く必要ない
- 「自分が作ったムービー」という財産が残る
以上の8つです。
それでも比較的簡単に、そして安く作れる時代です。 正直、席札や席次表を自作する手間とそう変わらないと感じます。
ウエディングムービーの作り方は↓こちらの記事で解説しています。
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式場に依頼するよりはるかに安いし、クオリティも何ら変わらない。
それどころか、ムービーの種類が多くて選択肢がメチャクチャ広がるから絶対に式場以外の業者に依頼した方が得だよ。
とはいえ、ムービー制作会社の数はかなり多いので結局どこが良いのか分からなくなってしまいます。
おすすめの結婚式に特化したムービー制作会社をピックアップしているので、
自作が厳しい、自信が無いという人はチェックしてみてください。↓
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