ウエディングムービーの自作は、結婚式においてかなり大きな節約ポイントです。
結婚式場の制作会社にムービーの制作を依頼すると、相場として大体このくらいの費用が必要になってきます。↓
- オープニングムービー 5万円~10万円
- プロフィールムービー 10万円~30万円
- エンドロールムービー 10万円~30万円
一生に一度の結婚式とはいえ、1本あたり10万円も費用がかかるのはかなり痛い。
そのお金があれば、日常生活の中でどれだけ贅沢なランチや旅行に行けた事か・・・
少しでも節約できればと、今や8割のカップルがウエディングムービーの自作をしているというデータが出ています。↓
もちろん全部のムービーを作るとなると非常に大変だけど、式場側から出された最初の見積もりからムービーだけで40万円近くは安くできました。
この記事ではウェディングムービーを初心者が完成させるために必要な5ステップを解説するね。
結婚式のムービーを自作するステップまとめ
- ムービー構成を考える
- 画像や動画などの素材を集める
- 楽曲を決める
- 編集ソフトを使って動画を実際に作る
- DVDに書き込んで式場に納品する
動画でもしっかり解説しています。↓
2週間程度しか結婚式まで時間がないという人は、こちらの記事を参考にしてください。↓
結婚式ムービーを「自作する」か「業者に依頼する」かを決めよう
ウエディングムービーには大きく分けて次の5種類のムービーがあります。
ウエディングムービーの種類
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- エンドロールムービー
- サプライズムービー
- 余興ムービー
これらのムービーのうち、どれを自作するかによって制作の流れや必要な写真・動画などが変わってきます。
この中でも⑤の余興ムービーはおもに友人や職場の同僚が制作するものなので、新郎新婦が関わることはないでしょう。
オープニングとサプライズは流さないというカップルはちらほらいますが、プロフィールムービーとエンドロールムービーは7割近くのカップルがプログラムに組み込んでいます。
私の個人的な主観ですが全て自分で作ろうとすると「エンドロールムービー」が一番面倒くさくて完成させるのに骨が折れます。(理由は後述します)
次いでプロフィールビデオ、オープニングムービー、サプライズムービー・余興ムービーと、この順の難易度になっているように感じます。
これらのムービーは業者に頼むべきでしょうか、それとも頑張って自分で作るべきでしょうか?
オープニングムービー
- オススメ度 ★★★★☆
- 難易度 ★★★☆☆
オープニングムービーは流さないという人もたまにいますが、披露宴会場を一番初めに盛り上げてくれる大切な役割があります。
式場側がプラン内に組み込んで実質無料でしくれるところもあり、尺が短めなので業者に頼んでも比較的安価につくれます。
時間に余裕がない場合や、気に入ったムービーがあれば業者に任せても良いですが、オリジナリティを出したい人は自作を頑張っていきたい所ですね。
オープニングムービーの作り方はこちらで詳しく解説しています。↓
プロフィールムービー
- オススメ度 ★★★★★
- 難易度 ★★★☆☆
プロフィールムービーは写真を集めるのに時間もかかり、少し難しく感じるかもしれません。
しかし、やはり業者もその分プロフィールムービーの値段を高く設定しています。
ここを頑張って自作すれば一番の節約ポイントになります!
プロフィールムービーの作成手順はこちらの記事で詳しく解説しています。↓
エンドロールムービー
- オススメ度 ★★★★★
- 難易度 ★★★★☆
エンドロールムービーは立席していただいたゲストの方々へのお礼を込めたムービーです。
これはおそらく「式場に頼むのか」「自作するか」かなり迷う所です。
結婚式の当日の様子をエンドロールで流してくれる、いわゆる「撮って出しエンドロール」は、式場の業者に依頼した時ならではの演出です。
撮って出しエンドロールを式場外の業者に依頼するのはNGとしている式場が結構あります。
エンドロールは製作費が10万円以上は安くてもかかってくるという、とても高額なムービーです。
自作をお勧めしたいところですが、自分で作るには少し厄介です。
招待したゲスト全員の名前を一字も間違えないように乗せなければいけないんだ。
これが非常に大変で、列席者が100人を超えるような式ではかなり大変になるよ。
もちろん、ここを自作できる頑張りがあれば10万円以上の節約につながります。
エンドロールムービーの大まかな作り方はこちら↓の記事で解説しています。
サプライズムービー
- オススメ度 ★★★☆☆
- 難易度 ★★☆☆☆
サプライズムービーはいろいろな形のものがあります。
挙式の際、新婦が入場する前にチャペルのスクリーンで流したり、まだプロポーズをしていなかったという新郎がサプライズでムービーを流す演出を組み込んだり・・・
新郎新婦のご両親への手紙を読む前に流したりと様々なシーンで使われるものになります。
サプライズムービーは演出としてはぜひ取り入れたいものですが、挙式までの時間的な余裕がなく厳しい人もいるかもしれません。
2か月以上の期間があるなら自作、式まで1か月もなくて数週間という状況なら制作会社(式場以外の業者の方が安い)へ依頼を検討しましょう。
余興ムービー
余興ムービーは以前は自作している人が多い印象でしたが、余興ムービーに力を入れる制作会社が増えています。
案外最近では制作会社に依頼する人も増えつつあります。
自作を決断するなら早めに。
結婚式まで時間がなかったり、ムービー制作のスキル・環境に不安がある人は制作会社への依頼も選択肢に入れておきましょう。
余興ムービーの作り方はこちら↓の記事で解説しています。
結婚式まで時間がない、ムービー自作の環境が無いならプロに依頼!
カップルによっては結婚式までほとんど時間がないという人や、パソコン環境が無い為、ムービーの自作が厳しい状況にある人もいるでしょう。
そんな方は迷わずプロに依頼することをお勧めします。
結婚式場以外のビデオ制作会社に依頼する方がはるかに安上がりだし、クオリティも大差ないし、外部の制作会社の方がムービーの種類はメチャクチャ豊富だよ!
格安で依頼できるオススメのムービー制作会社はこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。↓
【徹底解説】結婚式ムービーを格安依頼できるオススメ業者8選!
ブタさんプロフィールムービーを自分で作ろうにも時間がない!動画を作れる自信もない! 結婚式を目前に迎えて、このように感じているカップルはたくさんいます。 しかしプロフィールムービーを結婚 ...
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ムービー自作ステップ①ウェディングムービーのアイディア・構成を考えよう
曲が決まり素材も揃ったら次はムービーの構成を練っていきましょう。
ムービー構成を考えるとなると、少し難しく考えてしまいがちですが、それぞれのムービーにはある程度の定番の形があります。
ムービーの種類 | ムービー構成 |
オープニングムービー | 流行りでは、映画やドラマのパロディ風、ミュージックビデオ風、自己紹介動画風など、かなりの自由性あり。 オープニングのアイディアは【最短1分!】オープニングムービー自作の7つの面白アイディアを紹介!という記事を参考にしてください。 |
プロフィールムービー | イントロ:最近の二人の写真・動画 曲の1番:新郎の生まれてから現在までの成長過程を時系列順に紹介 曲の2番:新婦の生まれてから現在までの成長過程を時系列順に紹介 Cメロ:2人が出会うエピソード 大サビ:今現在の2人、これからの2人のエピソード アウトロー:ゲストへの感謝の言葉 新郎の紹介から新婦の紹介に移る際に曲を変えるなど、複数の曲を使ってもOK。 プロフィールムービーのオーソドックスな作り方は、【最も簡単な作り方】プロフィールムービー自作はこうやる!一週間で完成も可能!と言う記事を参考にしてみてください。 |
エンドロールムービー | ほとんど決まった形になります。 新郎側のゲスト(主賓→職場関係→友人→親族→家族の順にエンドロール上で名前と写真をのせる) 新婦側のゲスト(主賓→職場関係→友人→親族→家族の順にエンドロール上で名前と写真をのせる) 家族内の並びは、父親→母親→その子どもの順番。 メッセージなどを添えるとゲストの方々は喜ばれます。 |
余興ムービーやサプライズムービーは非常に自由度の高いムービーになりますのでここでの解説は省かせて頂きます。
ウェディングムービー構成に迷ったら
様々なウエディングムービーがネット上で無料で公開されています。
その中でも参考になるものがいっぱいあるかと思うので、どんどん調べてみましょう!
ネット上で探してみてその中でもクオリティが高く感じるムービーは、ほとんどプロの業者が作っているムービーになります。
プロの作り方はぜひ参考にしましょう。
「こんなクオリティの高いムービーは参考にならないなあ・・・」
と思う方もいるかもしれませんが、ウエディングムービーにはクオリティの高さなど必要ありません!
一番重要なのは素材(写真や動画)を活かせるアイディアです。
そこに特別高い技術など必要ありません。
素材を上手く活かせる構成をぜひ練ってみてください!
ムービー自作ステップ②結婚式ムービーの素材(写真や動画)を集めよう
次に、素材となる写真と動画を集めて行きましょう。
ウエディングムービーを作るにあたって一番重要といってもいいのが、この写真と動画の選定作業です。
ここは妥協せずに時間をかけて選んでください。
探してください。
人によっては、友達や親戚から写真をかき集める必要がある人もいるかもしれません。
この素材集めの期間は余裕もって1ヵ月は欲しいところです。
もちろん、ムービー作成と同時進行で進めて大丈夫です。
どのような写真や動画を集めればいいのか、ムービーごとに以下のように簡単にまとめました。
ムービーの種類 | 集める素材 |
オープニング | 基本的に自由。新郎新婦の最近の写真や動画など |
プロフィール | 新生児、幼少期、小学生~高校生 大学生、現在の職場、新郎新婦が一緒の写真など |
エンドロール | ゲストの写真メイン。懐かしく感じる写真がなお良いです。 |
サプライズ | 両親に向けてなら新郎新婦が小さいころの写真が良い |
余興ムービーに関しての素材集めの説明はここでは省かせていただきます。
ウエディングムービーの素材集めのポイント
素材集めの際の大きな注意点は肖像権が発生しかねない著名人の動画や写真は避けるという点です。
著名人が入りこんだムービーは、式場によっては断られる可能性がありますので、なるべくオリジナル素材で作りましょう。
わざわざ結婚式の為だけにプリンターは買わなくていいからね!!
招待状は業者に頼んで、写真のスキャンはコンビニでやるか、スマホアプリを使用した方がいいよ!
写真をデータとして取り込むためのスキャナーを持っていないという人は近くのコンビニに行きましょう。
今ではどこのコンビニでもコピー機にスキャナー機能が付いてますので、写真をもっていってデータをUSBやスマートフォンに取り込みましょう。
もしくはスマートフォンのアプリでスキャンしましょう。
ゲストの写真などをムービー内に使ってあげるのはとても喜ばれる演出です。
招待予定のゲストの方々にも声をかけて写真や画像をたくさん集めましょう。
ムービー自作ステップ③結婚式ムービーの曲を決めよう
ムービーで流したい曲を決めましょう。
ムービー作りの中でもかなり重要なポイントで、基本的には自分の流したい好きな曲で決めて良いかと思います。(著作権に関しては式場の指示に従いましょう)
その中で会場のゲストも楽しめるようにと、流行りの曲や認知度の高い曲にしておくとなお良いでしょう。
作るムービーの種類によって使う楽曲は以下のように大きく変わってきます。
ムービーの種類 | 曲の概要 |
オープニングムービー | アップテンポの曲、盛り上がる曲 1分30秒~4分程度 5分以上は長い |
プロフィールムービー | バラード系、アップテンポの曲 4分~長くても6分程度 2、3曲構成でもOK |
エンドロールムービー | バラード系、落ち着いた曲 4分~長くても6分程度 |
サプライズムービー | 曲は自由 感動サプライズであればバラード系 1分30秒~3分程度 |
余興ムービー | 曲は自由 演出込みで10分以内 長すぎるとグダグダします。 |
曲を決めるときの目安として上記の表を参考にしてみてください。
結婚式場におけるムービー使用楽曲の著作権について
なお、結婚式において音楽を流す際は著作権が発生します。
自作したムービーもこの著作権の中の複製権と演奏権にかかってきます。
著作権を巡る問題はブライダル業者にとっても困りもので、とくにこの複製権が厄介です。
簡単に言うと、DVDに音楽を書き込む際に発生する著作権で、ムービーに入れ込んだ音楽も対象となります。
少し複雑で説明すると長くなってしまいそうなので、この記事では割愛させていただきます。
詳しくは↓以下の記事で解説していますので一読しておく事をお勧めします。
【捕まる?】絶対に知っておくべき結婚式での3つの著作権を徹底解説!
「申し訳ありませんが、このDVDは流せません」 最近では自作DVDを納品する際、式場側からNGを出されるというカップルの話をよく耳にするようになりました。 しかしこのNGの判断は式場やプ ...
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プランナーの方から著作権に関しての説明がなければ、確認しておいた方が無難かもしれません。
「自分で作ったDVDを好きな曲で流したい」と式場のプランナーと交渉しましょう。
楽曲無断使用を推奨するわけではありませんが、式場側が持ち込みDVDでの楽曲使用を黙認しているところもあります。
著作権云々のいざこざがはじめから嫌だという方は、初めから無料のフリー音源素材や、パブリックドメイン(著作権の切れた曲)を使いましょう。
フリー音楽をダウンロードできるサイトはこちらの記事で解説しています。↓
【必見】ウエディングムービーに必ず役立つ!フリー音楽素材サイト8選!
ウエディングムービーで著作権を一切気にせずにムービーを作る方法はネット上で無料で配布されている、フリー音楽素材をダウンロードするという方法です。 ブライダルシーンでの使用楽曲の著作権に関 ...
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とはいえ、まずは担当プランナーに相談が先です。
ムービー自作ステップ④動画編集ソフトを導入し、結婚式ムービーの制作にとりかかろう
いよいよ動画の作成段階に入っていきます。
やはり、どの編集ソフトを使うのかというのは極めて重要なところです。
無料ソフトを使うのか
有料ソフトを使うのか
クオリティにはどこまでこだわりたいのか
結婚式まであとどのくらい時間があるのか・・・
ソフトを選ぶときはその人それぞれの状況、事情に合わせて判断しましょう。
状況に合わせたソフトの選び方はこちら↓の記事で紹介していますので参考にしてください。
【使ってみた!】結婚式ムービーにオススメのソフト9選ランキング
ウエディングムービーを自作するにあたって重要なのが動画編集ソフト選びです。 あなたがもし結婚式の動画編集ソフト選びに悩んでいるのであれば、この記事に必ず目を通しておく事をオススメします。 ...
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初心者が一から動画を作るというのであれば、有料ソフトを早めに購入した方が良いです。
無料にこだわり過ぎると、余計に時間がかかる上に初心者には使いづらいソフトばかりになります。
数ある編集ソフトの中でも、画面が比較的見やすくて使いやすい。
そしてエフェクトや編集機能も多数搭載されており、自由な動画編集が可能な大人気ソフトです。
DVDもこのFilmoraで書き込みができるというのも初心者には非常に助かるポイントでしょう。
Filmoraについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。↓
結婚式ムービー自作にFilmoraをオススメする7つの理由【動画編集ソフト】
本サイトを訪れている人は、結婚式のムービーを自作しようと考えている方が多いかと思います。 ムービー自作で特に重要なのは「動画編集ソフト選び」です。 編集ソフトの種類が多すぎて、どのソフト ...
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結婚式のムービーに必要なコメント・テキストを考えよう
ムービーにはそれぞれに適したコメントやテキスト演出があります。
オープニングムービーは「会場を盛り上げる」という役割なので、そこまでメッセージ性の高いムービーである必要はありません。
ムービーの構成も自由なので、これといって使っておくべきコメントはありません。
楽しさやオシャレさだけでも十分かと思います。
オープニングムービーに使えそうなコメントはこちらの記事で解説していますので参考までに。↓
プロフィールムービーは「自分たちの生い立ちの紹介」と「ゲストへの感謝を伝える」という目的があります。
定番のコメントがありますので、もしコメントに詰まってしまったら、こちらの記事を参考にしてみてください。↓
エンドロールムービーは「ゲストへの感謝コメント」を載せるカップルもいれば写真とスタッフロールだけのシンプルなムービーもあります。
決まったコメントが無いので割愛させていただきますが、「本日はありがとうございました」というようなゲストへのメッセージを添えるだけでいいかもしれません。
結婚式ムービーのクオリティを向上させる編集・演出テクニック
ムービーのクオリティはそこまでこだわり過ぎるとキリがありませんし、結婚式に出席するゲストはムービーへの注目はすれど、そこまでクオリティの高さは気にしていません。
それでも、クオリティには少しでもこだわりたいと言う人はもちろんいるでしょう。
以下のような編集スキルを知っておくと、ムービーのクオリティは跳ね上がります。↓
①フィルター・オーバーレイ | |
②トランジション | |
③文字のフォント | |
④文字・タイトルの演出 | |
⑤オブジェクトのモーション追加 | |
⑥シルエット演出 | |
⑦クロマキー合成 |
これら編集機能の詳しい使い方はまた別の記事でも解説しますが、これらの機能は全て編集ソフトFilmoraで実現可能です。
また、結婚式のムービーを映画っぽく加工したり、レトロな雰囲気を出す為のテクニックについてはこちらの記事で解説していますので参考にしてください。↓
ウェディングムービーを作る上での注意点
結婚式のムービーを作る上での注意点は実は結構多いのですが・・・・
以下にザッと主な注意点を挙げておきます。↓
16の注意点
①式場のプロジェクターのアスペクト比(縦横の比率)を確認すること
②動画の前後に5秒程度の空白(真っ黒の画面)を入れる
③ムービー自作の初心者は、最低1ヵ月は時間余裕を作る
④字幕に句読点は入れない
⑤人の顔に字幕をかぶせない
⑥人の顔や文字が画面の端に寄らないようにする
⑦写真1枚当たりの表示時間に気をつける
⑧ムービーの長さに気をつける
⑨自己満足のムービーを作らない
⑩編集にこだわり過ぎない
⑪誰かが気分を害するムービーを作らない
⑫画像と音楽の著作権に気をつける
⑬DVDに焼く時、DVD-RとDVD-RWを間違えないようにする
⑭1つのムービーは1つのDVDに焼く
⑮DVDはデータ形式ではなく、DVD-video規格で焼かないといけない
⑯メニュー画面の有無を確認しておく
これらの注意点に関してはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。↓
もし上映できないようなムービーを作ってしまった場合、
式場にDVDを再納品しないといけなくなったケースもあるので、この記事は必ず読んでおく事をお勧めします。
ムービー自作ステップ⑤ムービーをDVDに書き込み式場に納品する
意外とつまづく人が多いのが、このDVDに焼くという段階です。
初心者の方がよくつまずくポイントは2点ほどあります。
ムービーは「DVD-R」に焼くこと!
まず、DVDは「DVD-RW」ではなく「DVD-R」に焼き込みましょう。
DVD-RWとは、焼きこんだデータを何度でも書きなおすことができる便利なDVDです。
一方DVD-Rは、一度書きこんだらそれまでの使い捨てのDVDです。
初心者の人はDVDを焼く時に何かしらのミスをする恐れがあるのでDVD-Rを複数枚買っておくことをお勧めします。
失敗しても何度も焼き直せるからとDVD-RWを使わないようにしましょう。
そして何十枚入りのDVDが丸裸で売られている商品ではなく、このような始めからケースに入ったDVD-Rを購入しましょう。↓
結婚式場の担当者に渡す時には、ケース入りの方が渡し安いという点もありますし、
「○○家披露宴 プロフィールムービー」といったようにケースに記載しておくと、式場側も管理がしやすくなります。
パッケージにしっかりと書いてあるので、オープニングムービーとプロフィールムービーを間違えて流してしまうような事態も避けられます。
おそらく式場のマニュアルにもDVDを自作する際の注意書きに記載しているかと思います。
私が見た中でもDVD-Rでの納品を指定している式場が多いです。
DVDに焼いたはずのムービーが何故か式場で再生できない?
次につまずきやすいポイントは「DVDができたけど、DVDプレイヤーや式場のプロジェクターでうまく再生できない!」というものです。
なぜこのようなトラブルが起きるのかいくつも原因は考えられますが、当サイトに問い合わせで頂いた原因としては
- DVDプレイヤーとの相性が悪い
- DVDに書き込んだソフトの相性が悪い
- DVDビデオ形式でDVDに書き込んでいない
この3つの原因が特に多いです。
特に③のDVDビデオ形式でDVDに書き込んでいないという原因に関して補足すると、編集ソフトで出来上がった動画データは、DVDプレイヤーやプロジェクターで再生できる形式のデータに変換する必要があります。
そしてその変換の為には、変換専用のソフトが必要になります。
ちょっと混乱しそうなので、簡単に説明すると以下のような流れになります。
①「動画編集ソフト」でムービーが完成!動画を保存!
②「変換ソフト(オーサリングソフト)」で動画データを変換!
③変換したデータを「DVDに焼くためのソフト(ライティングソフト)」でDVDに焼く!
④DVDの完成!
このようになります。
詳しくはこちらの記事でも解説していますので参考にしてみてください。↓
【初心者必見】DVDがプレイヤーや式場で流せない時の5つの対処法
ブタさん出来上がったムービーをDVDに焼いて式場に納品したんだけど、 「ムービーがプロジェクターでうまく流れません」と突き返されてしまったんだ・・・・ 家のDVDプレイヤーでも流せなかったし・・・なん ...
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動画編集ソフトでもDVDがそのまま焼ける編集ソフトは、本記事でも何度もオススメしているFilmoraといったソフトになります。
DVD書き込み機能までしっかり備わっているからこそ、結婚式のムービーに使う編集ソフトとしてはFilmoraは非常にピッタリなソフトなのです。
式場でDVDが問題なく流せるか確認しよう
DVDが焼けたら、いよいよ最終確認です。
出来上がったDVDをパソコンで再生できるか確認しても、あまり意味がありません。
ちゃんとDVDプレーヤーで再生できるかを絶対に確認しましょう。
先ほども少し触れましたが、出来上がった動画データをDVDに書き込む際は、DVDビデオデータで書き込まなければ、式場のプロジェクターでは再生できません。
パソコンで再生できるからと安心しないでください。
動画データ(MP4、AVI、MOV等)をDVDに焼いてしまった場合はDVDプレーヤーはもちろんのこと、式場の機材でも再生できません。
必ずデータではなくDVDビデオデータでDVDに焼いてある必要があります。
詳しい説明は↓の記事で解説しています。
【初心者必見】DVDがプレイヤーや式場で流せない時の5つの対処法
ブタさん出来上がったムービーをDVDに焼いて式場に納品したんだけど、 「ムービーがプロジェクターでうまく流れません」と突き返されてしまったんだ・・・・ 家のDVDプレイヤーでも流せなかったし・・・なん ...
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もし、自宅にDVDプレーヤーがないという場合は、式場に早めに持ちこんで確認してもらいましょう。
ムービーを自作する場合は、挙式当日から10日間~1週間前までには、式場に持ち込んで確認してもらう必要があります。
式場のプロジェクターで問題なく再生できるかを早めに確認できるに越したことはありません。
できる限り早めに式場に納品しましょう。
もし万が一、挙式ギリギリでのムービーの納品になってしまった場合は
USBメモリに動画のデータを保存して式場にもっていくという方法があります。
これは最終手段です。
式場側も何かしらのトラブルを避けるためにDVDでの納品をお願いしています。
こんなことがないようにDVDプレーヤーで再生できるかどうかを早めに確認しておくことは必須です。
結婚式のムービーを自作する5ステップまとめ
以上、ムービー制作初心者の人がウエディングムービーを完成させるまでのステップを紹介してきました。
結婚式のムービーを自作するステップまとめ
- ムービー構成を考える
- 画像や動画などの素材を集める
- 楽曲を決める
- 編集ソフトを使って動画を実際に作る
- DVDに書き込んで式場に納品する
以上の7ステップです。
初心者の方は可能であれば、挙式の2ヵ月前くらいまでには作業に取り掛かり始めてください。
もしそれよりも時間に余裕がなくて「10日間ほどしか時間がない」という人は、一度「自作」という選択肢を見直して、素直にプロに依頼するという選択肢を考えてみてください。
現在は結婚式場で依頼するよりも遥かに安くオシャレな動画を依頼できるプロの制作会社が増えています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。↓
【徹底解説】結婚式ムービーを格安依頼できるオススメ業者8選!
ブタさんプロフィールムービーを自分で作ろうにも時間がない!動画を作れる自信もない! 結婚式を目前に迎えて、このように感じているカップルはたくさんいます。 しかしプロフィールムービーを結婚 ...
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素晴らしい自作のウエディングムービーができることを願っています。